11. 墓地の足跡
こわすのも
いとおしむのも
かんたんだって
思っていたあの日

ぼくは、ことばをなげて
きみの呼吸をとめようとした

やわらかい吐息を
飢えた目でしか
みれないぼくは
保つ術をもたず
一緒に生きれも
しなかったから

流れ落ちる血のにおい
目に映ったきみの笑顔
ぼくの鼓動を奪うには
十分なくらいに清廉で

結局そう、
何も変わることはなく
ぼくが殺したのはぼくだった
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by lullingly | 2006-04-27 03:22 | *16のお題


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